毛穴の開きとつまりを改善させたスキンケア方法

私が長年悩んでいたのは、鼻回りの毛穴の開きと角栓の詰まりでした。おでこや鼻などは油浮きしやすく、頬のあたりは大丈夫なので、自分ではミックス肌、もしくは脂性だと思っていました。化粧品売り場に行き、おすすめされるのはいつも乾燥肌用の化粧品でしたが、自分では乾燥肌だと思っていなかったので、「わかってないな」と思い、自分自身で基礎化粧品を選んでいました。

そのため、化粧水以降のしっとりめのローションやクリームなどは長い間使ってきませんでした。ところが、ある夏、足のすね部分がかゆくて皮膚科に行ったところ、その先生が「あなたは乾燥肌ですよ。1日に何回くらいシャワー浴びてますか?」と聞かれ、夏だったので、朝晩、共にボディーソープを使っていることを話したところ、「かゆいのはそれが原因です。足のすねは、油分がほぼ出ないので、石鹸類で洗ってはいけません。体の上のほうを洗ったのが流れていくぐらいでちょうどよいのですよ。シャワーのあとは、市販のボディーローション類、どんなものでもよいので塗ってください。しばらくすればかゆいのが治るはずです」と言われました。そこで初めて私は自分が乾燥肌だと知ったのです。 私が実践したスキンケア方法は、まず、せっけん類を使用する洗顔は1日1回のみにし、もう1回の洗顔ではせっけん以外のもの、たとえばクレイとか、洗顔用のローション(保湿系成分で塗ったあとに洗い流すようなもの)などを使うことにしました。探してみると、ヨーロッパ、特にフランスあたりの硬水のエリアでは、せっけんが泡立たないせいか、それとも空気が乾燥しているせいか、洗顔料といっても、日本のビオレのようなせっけん系の洗顔剤でないものがけっこうあるのです。体のほうも、入浴のときはボディーソープを使用しても、朝シャワーのときはせっけん成分を含んだものを使用しないようにしました。また、入浴後、シャワー後はボディーローションやボディークリームを塗るようにこころがけました。全体に、自然に体から出る油分を落としすぎない、落としてしまった油分は必ず補う、というものです。 「自然に体から出る油分を落としすぎない、落としてしまった油分は必ず補う」というスキンケア方法を実践してどうだったかというと、悩まされていた乾燥による体のかゆみは徐々に収まり、今では足のすね部分は全くかゆくありません。おでこや鼻付近にテカリが出ても、なるべく油取り紙を使用する回数を減らし、使用するときも軽く押さえる以上のことをしないようにしました。併せて保湿を意識した基礎化粧品を使用することで、徐々目立っていた毛穴は開きっぱなしの状態ではなくなりました。 「自然に体から出る油分を落としすぎない、落としてしまった油分は必ず補う」というスキンケア方法をおすすめしたい人は、以前の私と同じく、20代後半に入ってもおでこや鼻回りの毛穴が目立つ人、ミックス肌だと信じ込んでいる人にぜひすすめたいです。脂が出やすいのは肌が乾燥しているのを自力でなんとかしようとしている可能性があるのです。逆にこの方法をおすすめしたくない人は、自分の肌について面倒くさがり屋さんで、基礎化粧をきちんとしてこなかった人、でしょうか。化粧品はやはり1日に1度、肌からオフしないで寝てしまったり、といった生活を長期にわたって繰り返してきた人の肌をみると、40代過ぎぐらいでかなりボロボロです。きちんと洗顔するのはまず大切なことには変わりありません。問題は、洗顔のし過ぎは良くない、ということです。 1日1回のせっけん類の洗顔、といっても、まずは顔をきちんと水かぬるま湯で濡らすこと、熱すぎるお湯を使わないこと、せっけん類はよく泡立てて、顔全体が隠れるぐらいの泡を作ること、それを洗い残しがないようにきれいに洗い流すこと、といった手順をしっかり守ってください。朝の洗顔は、ただ水だけでも良いようです。冷たい水のみで洗顔している人のほうが実は肌がきめ細かくてきれいな気がします。また、洗顔後はタオルできちんと水気をとり、化粧水、ローション、クリームなどで夏でも保湿してください。毛穴の開きは乾燥が原因ということを知ると、脂分を取り除きすぎると良くない、ということがわかると思います。

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